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メキシコの貧困街に生まれ育ったひとりの平凡な女が、いかにして麻薬カルテルの女王にまでのぼりつめたのか?
メキシコの貧困街に生まれ育ったひとりの平凡な女が、いかにして、麻薬取引という非情の世界に君臨するほどに成り上がっていったのか。
すべての始まりは、突然かかってきた男の死を告げる一本の電話だった…。
原作は、スペインの作家アルトゥーロ・ペレス・レベルテ著の世界的ベストセラー小説「ジブラルタルの女王」。
主人公テレサを演じるのは、「アイ・アム・レジェンド」(’07)や「エリジウム」(’13)のブラジル人女優アリシー・ブラガ。
メキシコ国境の麻薬戦争が社会問題となっている昨今、非常に現代的な題材のドラマである。
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見どころ1 薬と暴力の支配する世界から、彼女はもう逃げられない…。巨大カルテルの女王にまでのぼりつめた女の壮絶なストーリーに注目!
貧困街で育ったテレサは、ある日麻薬の売人と出会う。
その男と一夜で恋に落ち、華やかで愛に満ちた生活を手に入れ幸せに暮らしていた。
ある日突然、男からの1本の電話が、、、。彼の死を伝える電話だった。それが彼女の人生を狂わせ始める。
大切な人を失ったテレサ自身もメキシコの麻薬カルテルに追われる身となってしまう。
友人の夫も殺され、友人と共に生き残るために逃げ続けることを余儀なくされる。
シーズン1の最後では、バルガス夫婦の戦いが激化!
テレサは、親友のブレンダまでも殺されてしまいさらに追い込まれる。
また、死んだはずのグエロが生きていたのだった。
今シーズンでは、テレサがカミラと手を組み、さらに麻薬の世界のトップへ上りつめていく!
生きていたグエロの正体は?!
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見どころ2 2大カルテルの思惑は?
テレサを追うカルテル(エピファニオのカルテル)とテレサを受け入れるカルテル(カミラのカルテル)。
なぜ、夫婦で別々のカルテルを築いているのか? 影では、夫(エピファニオ)から麻薬カルテルを奪うべく、妻(カミラ)の計画が始動していた。
2つのカルテルの特徴や、微妙な繋がりがわかっていくのも見どころのひとつだ。
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原作
ジブラルタルの女王 上下巻
原題:La Reina Del Sur
著者:アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
1951年スペイン・カタルヘナ生まれ。ジャーナリストとして新聞社やTV局に20年以上勤め、おもに国際紛争やテロを専門として活躍してきた。処女小説を1986年に発表し、1994年からは文筆業に専念。
『フランドルの呪画』『呪のデュマ倶楽部』が世界的ベストセラーとなる。『サンタ・クルスの真珠』と『戦場の画家』で国内外の文学賞を数々受賞。
作品はスペインの教材書にも採用された。いまやヨーロッパ文学界における最重要の作家のひとりとなっている。
著書の映画化も、ヒロイン・テレサ役にエヴァ・メンデス。共演はジョシュ・ハートネットとベン・キングズレー。監督はジョナサン・ヤクボウィッツで映画化の話があったが、現地のカルテルに脅され白紙になったという噂が。
その他、ロマン・ポランスキー監督、ジョニー・デップ主演による『ナインスゲート』(1999仏=西)をはじめ、多数。
あらすじ
恋人を殺され、故郷を追われ、異邦の地でふたたび恋人を失ったテレサ。
獄中で知りあったパトリシアとともに“ファリア司祭の宝”を手にいれた彼女は、スペインの裏社会でしだいに名をあげ、やがて誰ともなく“女王”と呼ばれるほどの存在になっていく。
戻れば死、留まるも死の非情の掟のなかで、何かを手にしてはまた失う人生を歩むテレサ。しかし、ある人物から12年前に死んだ恋人の名を聞かされたとき、運命の輪はテレサをふたたび旅立ちの地へといざなうのだった――遠くはるかなる故郷、メキシコ・シナロア州の州都クリアカンへと――。