ホーム > スペシャル > 「ライフ女子が綴る100の物語」短編作品結果発表!!

FOXライフPRESENTS

優秀賞

部門:オリジナル編
三重県 高瀬涼さん

幸せの予感:

今日は天気もいいし布団を干すことにする。
すると、隣の窓が開きベランダに彼が現れた。
引っ越したときから気になるお隣さん。
私はすぐに布団へと視線を戻そうとしたが彼がこちらを向いて会釈したので笑顔を返す。
軽く微笑んだ彼は春のあたたかな日差しのようにこちらをほっとさせた。

ちょっと顔が赤くなってしまう。
こんなことなら、もっとかわいい格好をしていれば良かったのに動きやすい格好しかしていない。
けれど、そんなことは些細なことで私は部屋へ戻るとフローリングの上で「よっしゃあ」とガッツポーズをした。

声が聞こえてしまうかもしれないので声はぐっとこらえて近くにあったクマのぬいぐるみを抱きしめる。
この春から私は一人暮らしを始めて不安ばっかりだったけど、こんなことで幸せになれるならきっと大丈夫、そう感じた。

Text by 高瀬涼

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